蔭日向。
気ままに落書きや小説を書いたり萌え語りしています。詳細は『復活しました!』という最古記事に。リンクからオリジナル小説、ポケ擬人化のまとめ記事に飛べます。
Space Fighters! 2
- 2012/10/29 (Mon)
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「ちょっと待って!ちょっと待って!」
「さっきから五月蝿いんだけど。」
「ここ…どこ…!?」
美優と赤髪の青年を乗せた乗り物は、真っ暗な空間を移動していた。
光も何もない、ひたすら闇に包まれた世界。
たまにゴツゴツとした岩を抜かしていくだけだ。
青年に無理矢理乗り物に連れ込まれた美優は、
きつい耳鳴りに襲われたと思った次の瞬間、既に闇の世界にいたのだった。
「何、ここ…。私、一体どうしたの…?ちょっと待ってぇ!」
さっきからパニック状態で、待ってと何処を繰り返していた美優は、
あたふたしているうちに隣に座る青年と目が合った。
「………あなた…誰…?」
「…………。」
眉間に皺を寄せて目を細めた青年を見て、美優は恐怖に震えた。
「………俺は、マーズ。」
そう言われてから、質問に答えてくれたのだと美優が分かったのは数秒後だった。
「………マーズ…?火星?」
「…本当に何も覚えてないのか?」
「え?何が…?」
「…………。」
マーズと名乗った黙り込んだ青年は、少し悲しそうな顔をした。
「…あ、あの……、ごめんなさい…。」
その横顔を見た美優は反射的に謝った。
「………ま、別に良いか。今度は俺が教えれば良いだけだし。」
再び目が合った青年の顔は、優しい微笑みを浮かべていた。
「…………。」
その笑顔を見た美優は目を見開いて、頬を少しだけ桃色に染めた。
「………くしゅっ。」
美優は寒気を感じてくしゃみが出た。
恥ずかしさで頬は桃から赤へと色を変えた。
「…そんな寒そうな地味な服着てるからだろ。」
美優の格好はグレーのTシャツと丈の短い黒のズボン、そして裸足。
改めて自分の服装を見た美優は、更に顔を赤くした。
「こっ、これは!あなたがいきなり来たからで…!私はもう寝るところだったの!ふ、普段はもっと、ちゃんとしてるんだから…!」
「はいはい。」
マーズはにやにや笑っていた。
「本当だもん…!」
「後ろに毛布があるから着てれば。」
美優が後ろを見ると、座席の後ろに少しだけスペースがあって、何か色々置かれていた。
その中から薄い茶色の毛布をゆっくり引っ張り出す。
「じゃあ…お借りします。」
一人用らしい薄い毛布を肩から羽織って身体を包んだ。
「あの…、ここはどこなんでしょう…。」
「何処って言われても…。めっちゃくちゃ広いからな…。」
「広い?」
「しいて言うなら、地球と金星の間?」
「………え?」
「何もないし、具体的な距離は分からないなー。」
「…………。」
「どうした?まさか地球と金星も忘れちまったのか?しょうがないな。地球ってのは太陽から3番目の惑星で――…」
「………マーズ…?」
「ん?何?」
「………いや、嘘でしょう…?まさか、う、宇宙…なんて、ことは」
「…アース?顔色悪いけど…。」
マーズが美優の顔を覗き込むと、美優は咄嗟にマーズから距離をとった。
びたん、と背中をぶつけ、2人分の座席と荷物スペースしかない狭い乗り物の中、ギリギリまで離れた。
「………あ、あなたは、一体…何者…?」
毛布を借りて暖かいはずの身体が、がくがくと震えていた。
「スペース・ファイター、火星の“ マーズ ”。」
「す、すぺーす…、ふぁいたぁ…?」
「宇宙を護るために各惑星から選ばれた精鋭達。俺は火星の代表。」
「宇宙を…まもる…?」
「そして、アース。お前は地球の代表だ。」
「………え?」
「アースも、ファイターの1人なんだよ。」
―――ああ、もう。わけが、わからない。
「さっきから五月蝿いんだけど。」
「ここ…どこ…!?」
美優と赤髪の青年を乗せた乗り物は、真っ暗な空間を移動していた。
光も何もない、ひたすら闇に包まれた世界。
たまにゴツゴツとした岩を抜かしていくだけだ。
青年に無理矢理乗り物に連れ込まれた美優は、
きつい耳鳴りに襲われたと思った次の瞬間、既に闇の世界にいたのだった。
「何、ここ…。私、一体どうしたの…?ちょっと待ってぇ!」
さっきからパニック状態で、待ってと何処を繰り返していた美優は、
あたふたしているうちに隣に座る青年と目が合った。
「………あなた…誰…?」
「…………。」
眉間に皺を寄せて目を細めた青年を見て、美優は恐怖に震えた。
「………俺は、マーズ。」
そう言われてから、質問に答えてくれたのだと美優が分かったのは数秒後だった。
「………マーズ…?火星?」
「…本当に何も覚えてないのか?」
「え?何が…?」
「…………。」
マーズと名乗った黙り込んだ青年は、少し悲しそうな顔をした。
「…あ、あの……、ごめんなさい…。」
その横顔を見た美優は反射的に謝った。
「………ま、別に良いか。今度は俺が教えれば良いだけだし。」
再び目が合った青年の顔は、優しい微笑みを浮かべていた。
「…………。」
その笑顔を見た美優は目を見開いて、頬を少しだけ桃色に染めた。
「………くしゅっ。」
美優は寒気を感じてくしゃみが出た。
恥ずかしさで頬は桃から赤へと色を変えた。
「…そんな寒そうな地味な服着てるからだろ。」
美優の格好はグレーのTシャツと丈の短い黒のズボン、そして裸足。
改めて自分の服装を見た美優は、更に顔を赤くした。
「こっ、これは!あなたがいきなり来たからで…!私はもう寝るところだったの!ふ、普段はもっと、ちゃんとしてるんだから…!」
「はいはい。」
マーズはにやにや笑っていた。
「本当だもん…!」
「後ろに毛布があるから着てれば。」
美優が後ろを見ると、座席の後ろに少しだけスペースがあって、何か色々置かれていた。
その中から薄い茶色の毛布をゆっくり引っ張り出す。
「じゃあ…お借りします。」
一人用らしい薄い毛布を肩から羽織って身体を包んだ。
「あの…、ここはどこなんでしょう…。」
「何処って言われても…。めっちゃくちゃ広いからな…。」
「広い?」
「しいて言うなら、地球と金星の間?」
「………え?」
「何もないし、具体的な距離は分からないなー。」
「…………。」
「どうした?まさか地球と金星も忘れちまったのか?しょうがないな。地球ってのは太陽から3番目の惑星で――…」
「………マーズ…?」
「ん?何?」
「………いや、嘘でしょう…?まさか、う、宇宙…なんて、ことは」
「…アース?顔色悪いけど…。」
マーズが美優の顔を覗き込むと、美優は咄嗟にマーズから距離をとった。
びたん、と背中をぶつけ、2人分の座席と荷物スペースしかない狭い乗り物の中、ギリギリまで離れた。
「………あ、あなたは、一体…何者…?」
毛布を借りて暖かいはずの身体が、がくがくと震えていた。
「スペース・ファイター、火星の“ マーズ ”。」
「す、すぺーす…、ふぁいたぁ…?」
「宇宙を護るために各惑星から選ばれた精鋭達。俺は火星の代表。」
「宇宙を…まもる…?」
「そして、アース。お前は地球の代表だ。」
「………え?」
「アースも、ファイターの1人なんだよ。」
―――ああ、もう。わけが、わからない。
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日蔭
性別:
女性
自己紹介:
毎日のんびりマイペースに過ごす学生です。
ポケモン、APH、キノの旅、牧場物語、ゼルダの伝説など大好物増殖中。
基本的にキャラ単体萌え。かっこかわいい方に非常に弱い。女の子ならボーイッシュな子がクリティカルヒット。カプに関してはノマカプ萌えですがたまに腐るかもしれない。
現在6つのオリジナル小説を亀更新中。書きたいのいっぱいありすぎてどれも手が回ってない。
絶賛ポケ擬人化再熱中!!デザインが来い。
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基本的にキャラ単体萌え。かっこかわいい方に非常に弱い。女の子ならボーイッシュな子がクリティカルヒット。カプに関してはノマカプ萌えですがたまに腐るかもしれない。
現在6つのオリジナル小説を亀更新中。書きたいのいっぱいありすぎてどれも手が回ってない。
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